断られた理由を聞くこと
不動産の購入は、決して安い買物ではないだけに、
誰もが頻繁に経験するものではないですよね。
不動産を良い条件で売りたいという人がいれば、
反対に良い物件をもっとも安い金額で買おうとする人がいます。
そうした不動産の動向、地域ごとの相場やニーズなど、
各種情報を優位に使いこなした人が、より良い成果をあげるのだと思います。
しかし、その情報の入手が実に大変です。
何しろ缶コーヒーの販売データを取るのと違い、
不動産の売買件数はそんなに頻繁に発生するものではないし、
家が欲しいというニーズひとつとっても、理由や拘りはさまざまなのですから。
内覧こそが売却活動における情報収集最大のチャンス!
そう考えると、ご購入を希望される方が内覧にいらした時は 情報収集の絶好のチャンスです。なぜなら、売主様の物件をわざわざ見に来てくれるのですから、
その物件そのものに間違いなく興味がある方、
つまりターゲットの中心円にほど近い人だということなのです。
ただ、購入希望者は複数の物件を見比べ、物件を絞っていきますから、
あなたの物件は候補と考えていても選ばないかも知れません。
選ばれなかったとしても、
来て実際に目で見ていただいたことに価値があります。
その物件が選ばれなかったのには、必ず理由があるはずなのです。
それを必ず聞くことが重要です。
その情報は何ものにも換え難い貴重な情報です。
生きた情報なのですから。
カイゼンを重ねれば売却は必ず成立します!
そのようにして購入希望者のニーズを吸い上げていき、改善できるところは改善し、 成約につなげていくことが重要なのです。例えば、隣の家との間が近すぎて、部屋の窓から隣の家が丸見えで、
あまりいい感じがしなかった、それが気になったと言われたのならば、
隣宅と境に木を植える、窓を半透明に換える、ブラインドを下げておくなど、何かと考えられる対策もあるでしょう。
今まで住んで慣れてしまっている自分たちでは気付けないことを指摘してもらえるのですから、内覧は最高の情報収集機会なのです。