「履歴」を残すのが大事なポイント
中古住宅の資産価値をはかる資料として家の修繕記録を集約した
「修繕履歴書」が注目されています。
マンションなどの集合住宅であれば、修繕記録は管理組合が保管しています。
中古自動車でも「修理履歴」でその価値を判断したりしますよね。
しかし、一戸建てでは修繕の記録を遺している例は少ないのです。
あまり人が使っていないものだからこそ、売る時にはそれが差別化につながるのです。
購入希望者に対して、売り手がこれほど家に愛着を持って、
「大切に使っていたのだ」ということを伝えることができるツールだと思います。
ひと昔前までは、一戸建ては「終の棲家」と考えられていました。
人手に渡るというのは、よほどの事情があった場合だという考え方だったのです。
今は、ひとつの家に執着することなく、
その時の生活スタイルに合わせて建て替えや住み替えをする時代になってきました。
特に横浜市のような大きな住宅地であれば、尚更です。物件数が多い地域ほど、住み替えをご希望される方は多いです。
購入した家の平面図や電気配線図などは大切に保管していますか?
最初から売却する意思がなかったとしても、
何かの事情で売却することになるかもしれません。
次のオーナーに渡すため、それらの書類は大切に保管しておきましょう。
説明書のついていない電化製品を買いたいと思いますか?
中古家電では説明書がつかないだけでかなり価格が下がるのが常識です。
図面や取扱説明書の保管だけでなく、
住宅メーカーが行った定期点検のチェックシートなども保管しましょう。
そして、マンションのように修繕履歴を残すことによって、
家の状態と歴史がひと目でわかるようにしておくと良いでしょう。
そうしたひと手間で、資産価値がアップする可能性があるものなのです。
一般的に横浜市の不動産は人気が高いですが、
売主様の工夫次第で、思っていたよりも高い価格で売却も可能になるかもしれません。