どのように不動産の価格は決まるの?
さて、次はいよいよ不動産会社への連絡です。
その際手元に用意しておきたいものがいくつかあります。
まず用意したいのが、売却を考えている物件の購入時のパンフレットや契約書です。
また、固定資産税の納付書や住宅ローンの残債を確認するための
償還予定表なども用意しておくとよいでしょう。
分譲マンションの場合には、月々の管理費や修繕積立金、駐車場代など、
固定費が分かるものも用意しておきましょう。
少しでもスムーズに、少しでも早く効率的に話を進めたいのであれば、
これらのものを用意しておくだけで、不動産会社からの質問に答えることができますし、
不動産業者もお客様の知りたいこと、聞いておきたいことに対して、
より適確な答えが出せるはずです。
最初の段階でより多くの情報が得られた方が、最終的に商談のまとまりは早くなります。
『段取り八分』と言いますが、準備が万全であれば解決も早いということなのです。
物件の価格はどうやって決定される?
実際に価格を設定する場合には、
売却物件の地域性に加え、競合となる同地域の他の物件の価格や販売状況、
最近の売却事例などを参考にして、設定価格を詰めていくことになりますが、
何にしても最終的な価格設定権限は売主様にあります。
このときに注意したいのが、売り出し開始価格と実際の成約価格は
必ずしも一緒にはならない場合が多いということです。
販売物件の中には相場より高い価格設定をしてしまったがために、
何カ月も売れずに残っているものもあります。
このように、相場より高い場合、また、相場よりは低いが時勢に見合っていない、
価格は適正だがたまたまニーズがないなどにより、
売れるはずの設定なのに売れないという例はいくらでもあります。
売主様自身の物件も、これらの条件に嵌ると売れなくなってしまう可能性があります。
そうならないために、参考にしていただきたいのは実際の販売データです。
各種データは、不動産業者の担当者がご提供いたします。
まずはご相談いただき、信頼できるパートナーとして、
不動産業者を有効活用していただきたいと思います。