引越し・境界の確認をする
売買契約(又は仮契約)が済み、引き渡し日が決まれば、次の手順で準備を進めていきましょう。
売却物件がまだ居住中の物件であった場合は、早速引っ越しの準備を始めます。
一戸建てや土地の場合は買主様に境界の位置を明示し、
売却物件の詳説をする必要があります。
買主様と一緒に、図面などを見ながら、現地で境界の確認などをします。
もし、時間の経過などで周辺の環境が変わってしまったなどの理由から
境界の位置が不明な場合は、土地家屋調査士に依頼して境界の位置を
確定させておくことが後々のトラブルを防ぐことになります。
買主様に引き渡せるよう、パンフレットや取扱説明書、保証書などをまとめておくのも重要です。
いざ使い始めたら、ガス湯沸かし器の使い方がわからない、
洗濯機の設置方法がよく理解できない、
庭の外灯の電灯の変え方がわからない、などなど、案外困りごとが発生するものです。
そうした際に、やはりすべての備品の取り扱い説明書が
ひとまとめにしてあると難儀を逃れることができます。
周辺地区のゴミ捨てや、自治会、公共施設の案内などもひと目でわかるものを用意するか、
引き渡しや確認作業の際にメモ書きを渡したいですね。
この時に注意したいのは、横浜市のホームページなどで、
最新情報を必ずチェックしておくことです。
このようなアナウンスは知らない間にアップデートされていることもありますので、
買主様のためにも、最新の情報を調べておきましょう。
口頭だけで伝えるのは不親切ですから、避けたいところです。
引越しが終われば掃除をし、買主様に気持ちよく引っ越して来ていただきましょう。
基本的には、売却物件に対して、キズの補修や劣化部分の修復までする必要はありません。
引き渡し前に買主様に現地最終確認をしていただき、
いよいよ引き渡しという最終工程に入ります。